BM型アクセラの車体番号の位置が意外な所にある件

クルマというのは、一台一台に固有の【車体番号】が割り振られている。
この車体番号は【フレームナンバー】あるいはプロの間では【フレ番】とも言われ、車体部分に直に打刻されている。
そしてこの車体番号は、通常はエンジンルームを開けて奥の方のスカットルという、ちょうどエンジンルームと車室を区切る壁のようなもののどこかに打刻されているのがよくあるパターン。
僕がその昔、クルマのセールスをやっていた頃を振り返ると・・・
今はどうなのか知らないが、あの当時は、納車準備でナンバープレートを車体に取り付ける時には【石ズリを取る】という作業が必要だった。
まず、メンディングテープをその車体番号の部分に貼り付ける。そして、その上を赤鉛筆でなぞると、打刻された車体番号の部分だけが白く浮かび上がってくる。これを所定の書類に貼り付ける。
これが【石ズリを取る】という作業だ。
ところが、クルマによっては配線や配管、補機類などでギッチリな部分の奥の方に車体番号が打刻されていることがあり、そうなるとこの石ズリを取る作業が難航し、とても苦労したものだ。
洗車でフロアマットをめくった時に驚愕の事実が判明!!
先日アクセラを洗車した時のことだった。
車内のフロア部分に掃除機をかけようとして運転席側のフロアマットをめくった時に、あるものが目に飛び込んできた。
写真のように【FRAME NUMBER】と書かれたプラスチックの蓋がある。
まさかと思い、その蓋を開けてみて驚いた。
本当に、運転席フロア下のフレーム部分に車体番号が打刻されている。
今のクルマってみんなこうなんだろうか??
だとしたら、今の時代のクルマのセールスさんは石ズリ取りやすいやろうな、とついつい思ってしまった。
BM型アクセラのフレ番の位置がわからず悩んでいる方のお役に立てれば幸いだ。