スーパー玉出(大阪):パチンコ屋と違うよ!大阪のド派手な安売りスーパー

関西以外から大阪へ初めて来る人にとって、この大阪という街は色々と面食らうことが多いという。
その中のひとつが、今回のテーマである【スーパー玉出】だ。
このスーパー玉出とは大阪市西成区に本拠を置き、大阪府内と兵庫県の一部で店舗展開をする安売りスーパーマーケットである。
まずはこのド派手な電飾看板を見て欲しい。
そう、このスーパー玉出の一番の特徴はなんといっても、街並みに溶け込むことなく浮きに浮いて目立ちまくってるド派手な電飾看板だ。
こんなギラギラの電飾看板、ラスベガスかスーパー玉出くらいのものだ(笑)。
黄色がメインカラーなので昼間でも結構目立つけれど、これが夜になって電飾が煌々と光り出すと、さらに存在感を発揮する。
そんな電飾ギラギラ状態に加えて【玉出】という文字がデカく書かれてるから、初めて大阪に来た人がこのスーパー玉出を見たら、十中八九『これ、パチンコ屋でしょう?』というリアクションを示す。
いえいえ、これはれっきとしたスーパーマーケットなんです・・・。
店舗によっては地域住民に配慮し、深夜などの時間帯は電飾を自粛しているところもあるが、基本的にこのギラギラ感は全店舗共通なのだ。
今でこそ当たり前のように振舞ってる僕であるが、初めてこのスーパー玉出を見た時には『なんじゃ?コレ??』と驚いたのを覚えている。
外観ほどではないが、店内もけっこうド派手!!品揃えはまずまず
外観の電飾看板で強烈なインパクトを受けたと思うが、その印象は店内に入っても変わることはない
外観ほど強烈ではないけれど、やはりネオンが光りまくり、蛍光灯も煌々と光っているので、とにかく店内が明るい。
で、肝心な品揃えは豊富な方ではあるけれど、鮮度とかいう話になると『まあそれなり』という印象だ。
激安!と謳ってはいるけれど・・・
このド派手な看板に書かれた『激安』という文字から、ここは安売りに命をかけたスーパーであることが想像できる。
ところでスーパー玉出の特徴のひとつが【1円セール】だ。
そしてこの1円セールには2つのパターンがあるが、そのいずれも、いろんなスーパーを見てきた経験からいうと【決して安くはない】という印象だ。
ひとつは、上の豚肉のパックにように、【グラム1円】というシールが貼られたものだ。
『1円!』という表示で一瞬心動かされるが、バーコード付きのシールをよく見たら、100グラム100円、つまりは1グラムが1円であることがわかる。
我々は通常グラム〇〇円というのは、イコール100グラム〇〇円という考え方をする。
その頭で見た時に、本当に100グラムあたり1円なら『メチャ安いやん!!』となるが、普通に考えたらそんなの絶対にあり得ない。
ちなみに、この写真の豚肉パックの横には100グラム78円の、ほぼ同じような内容の豚肉パックが普通に並べられている。
1グラムあたりに直すと0.78円だ。
もちろん、商品の価格というのは内容にもよるから一概には言えないが、相対的に見て1グラム1円なんて安くも何ともない。
つまり、シールに【1グラム1円】という書き方をしないのはお客を巧みに誘導する作戦であり、そういう姑息な面が見えた瞬間、僕の心の中のシャッターはガラガラ閉店状態になる。
そしてもうひとつの1円セールは上の写真のとおり、1,000円以上買い物をした人のみ1円で買える権利を与える、というやり方だ。
ただし、上の写真の場合をよく見ると【袋麺のいずれかを1玉限り】とある。
2玉目からは正規の価格になりますよ、というものだ。
確かに何玉でもとなったら収拾がつかなくなるが、激安を謳ってるならせめて5玉くらいは1円で買えるようにして欲しいというのが正直なところだ。
だから、僕的には『激安と謳ってはいるけれど・・・』となり、これまたシャッターガラガラ閉店なのである。
惣菜や弁当類の安さはハンパなく素晴らしい!!
上ではかなりキツ目のことを書いた僕だが、実は結構このスーパー玉出を利用している。
その理由は、なんといっても惣菜や弁当類の安さがハンパないからだ。
まずは天ぷらやフライ系の揚げ物惣菜が安い。
生鮮品の売れ残りを惣菜として加工し、付加価値を付けて売ってるだけの話なのだが、それはどんなスーパーでも似たり寄ったりのはずだ。
決して小さくないえび天が78円なんて普通のスーパーではあり得ない数字で、どんなに安くても98円くらいはしている。
みんな値打ちのあるものはよくわかってるので、上の写真のとおり完売寸前のものもある。
ハンバーグ弁当、それもハンバーグが二枚入ったダブルハンバーグ弁当がたったの368円。
オムライスなんかは結構な大きさで、たったの198円だ。
以前に僕はこのどちらも食べたことがあるが、十分にお腹がいっぱいになるボリュームである。
スーパー玉出は惣菜類と弁当類!!これが僕の見解だ。
各スーパーの特徴を把握して使い分けるのが吉
こと安さだけにフォーカスするなら、僕が知る限りでは岡山に本拠を置く大黒天グループのスーパーが最強で、全てにおいてバランスよく安いと思っている。
ただし、この大黒天グループの弱点は、鮮魚がショボい割に安くないことだ。
このように、全てにおいて完全に安いスーパーなどないのだ。
各スーパーを回ってみて安いものとそうでないもの、そういう情報を収拾して把握するとスーパーごとの個性が浮き彫りになってくる。
そうやってスーパーを使い分ければ、満足感の高い買い物ができると思いますヨ。